*Hiroshima-Terminal* 広島駅と都市開発について考えてみます

大きく変化しつつある広島駅の計画を中心として、広島の街について考えてみたいと思います。

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広電駅前大橋ルート(20) - 改めて、広電広島駅について考えてみます。

<8/1 8/6 追記あり>

長らくお休みしてすみません。
駅前大橋ルートについては、先月の記事で紹介した「技術的検討業務」が始まり、ついに本格的に動き出した感があります。

この「技術的検討業務」は7/2に開札があり、株式会社建設技術研究所さんが落札しています。
そろそろ、資料調査や基本的な検討を始めているころでしょうか。

ちなみに、この入札は下記のように、大手土木系コンサル4社が応じていました。
株式会社建設技術研究所 中国支社 ― 6,062,775円(決定くじ)
ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社 広島支店 ― 6,062,775円
復建調査設計株式会社 広島支社 ― 7,900,000円
パシフィックコンサルタンツ株式会社 中国支社 ― 8,784,000円


広電広島駅は(特に高架案の場合)広島駅とのASSEを介した接続をどのようにするかが重要な問題の一つになりますから、
ASSE(2000年の改修工事)や新自由通路の設計者であるJR西日本コンサルタンツさんが落札するといいのかなと思っていましたが、
同額のくじ引きで他のコンサルが落札した形になりました。
JR側は高架案推しという面があったことを考えると、中立的に評価してくれそうなのでこれはこれでいい気がします。


このブログでは駅前大橋ルートの技術的な検討や広電広島駅の設計案を公開してきました。
(まぁ、「業務」で行われるものとは比べるべくもない、甘々な素人検討ではありますが)
今回の「技術的検討業務」やいずれ行われるであろう実施設計では、ここに掲載してきた内容について私の権利を主張するつもりはありません。
むしろ、私案や私見が実際の駅前大橋ルート計画に影響を与えられたのだとしたら本望です。
(というより、私の書いてきたことがどれほど正確で、どれほど誤りか、ということが明らかになるのが楽しみです。)
ですから、これらの業務に携わる方に参考にしていただけたら、というつもりで書き進めます。
(ちなみに、やっぱりというか、建設技術研究所さんの社内からもこのブログを見られていました。)


さて、ここからが本題です。

この駅前大橋ルート、とくに広電広島駅がどうあるべきか、ということは、過去にもたびたび取り上げてきました。
(というより、このブログのメインテーマだったりしますね・(^o^;) )
とくに、約半年前には、高架案の広電広島駅についてプランA・プランBとして図面化していました。

高架案プランA・プランB

しかし、これを描いて以降もさらなる条件が明らかになってきたので、改めて整理し、図面化していきたいと思います。


<8/1 追記ここから>

明らかになった条件のうち、大きなものは広島市と広電への質問から浮かび上がった内容です。

広島市への質問と回答→記事
広電への質問と回答→記事

これらから浮かんできた条件は、
・電車の運行上、問題ない勾配の上限は45‰(旧型電車でも45‰までは走行可能)
・(広電曰く、)高架上に滞留スペースを広く取る必要が有るため、高架案では45‰の勾配に収まらない
というところでした。


他の条件としては、
・広電電車の荷重条件はアストラムラインなどの小型電車と同等なので、高架の構造や桁高も同等と考えられる→記事
・「広い高架構造」は、高架下が暗く見えることが避けられなさそう→上と同じ記事
・降車ホームはできる限りまとめ、「改札口」をつくったほうがよい→「プランA」に対するご意見
・電車が複雑に折り返す構造は分岐部分が長くなる上、運転に手間がかかり無駄が多い→「プランB」に対するご意見

といったところでしょうか。


<8/6 追記ここから>

というわけで、以前のプランAを基に、これらの条件を考慮した案を描いてみました。
プランAを利用したのは、広島市検討案とは全く異なる形状だったことと、プランBは無駄が多く難しいこととが理由です。
しかし、考えてみると、もとのプランAとはかなり違うものになりました。

120806_viaductplan_c.png

プランAとどう変えたのか、ということを中心に新しいプランCの特徴を書きますと、

・JRとの連絡通路の出口に30m×25mの立体噴水広場を計画
 →広島人にはお馴染みの「噴水広場」を継承して、プランAに滞留スペースが無いことを解消した。
・降車ホームを(できる限り)車外改札に
 →メインの降車ホーム(a・b)を車外改札としたことで、折り返し時間を短縮。比治山線用のc・混雑時用のdは状況に応じて車内改札と「出口の係員」で対応。
・高架橋の高さはASSEの3階に合わせる
 →現在の駅ビルASSEを利用することが前提になるため、広電の駅はASSEに合わせることでできるだけスムーズな動線を計画。同時に、駅前交差点の有効高も確保できる。
・高架橋が1階広場と重なる部分に、複数箇所の吹抜をとる
 →高架下は暗くなりがちなので、「立体噴水」を含めて複数の吹抜をとって影響を緩和。あるいは高架下を商業施設化することも考えられる。
・ホーム部分の高架橋は立体トラスで構成
 →広場や通路を確保したため、ホームの大半が道路上へ。道路上の長スパンが幅広の高架になってしまうため、この部分は立体トラスとして構造を成立させる。

と、こんな具合でしょうか。
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  1. 2012/07/24(火) 23:52:55|
  2. 広電駅前大橋ルート
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Author:めりみり
広島に暮らす、建築設計屋さんの下っ端です。
技術職の端くれとして奮闘しながら、
頭の片隅でひとり温めていた「街づくりの話」を書きだしてみます。

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